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遺伝するということ

ふとした時に出る、無自覚の仕草の中に自分が両親の写しであることを見つける。そしてそれが祖父母の写しであることも。そう思うとなんだか心強くもなる。私は生きていることを昔とはちがってちゃんと感謝できてる。おじいちゃんとおばあちゃんに愛してくれてありがとうといっぱい伝えなくちゃいけない。もう亡くなってしまったおじいちゃんとおばあちゃんにはどうやって伝えたらいいんだろうな。もう伝わらないのかな?でもありがとうって言いたいな。お父さんをあんなちゃんとした人に育ててくれてありがとう。こんな孫を愛おしそうに見てくれたあの優しい視線にありがとう。大好きだって言う前に亡くなってしまったおばあちゃんにもありがとう。人間はあんな風に意志の力で自分を律して生きていけるんだなって知ってるのはおばあちゃんの厳しくて決然とした態度を見たからだよ。そしてお父さんの中にそれを見つけるよ。だからあの時まだ子供で、酷い子供で。ありがとうとか大好きとか言えなくてごめんね。でもちゃんといまちゃんと尊敬していることを見つけたから、たとえこの気持ちが伝わらなくても自分の姿勢を通して伝えようとする。忘れないで生きていくから。

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